長引く在宅時間、十分な換気はできていますか?換気のポイントをおさえましょう!

(2020年04月20日)
こんにちは。スタッフ竹原です。
自宅で長く過ごしている今、十分な換気はできていますか?
室内換気は新型コロナウイルス感染予防対策の一つとして有効とされています。
コロナ対策換気 三密 換気の方法  (画像出典:厚生労働省)
では、どのくらいの換気をしたら、十分といえるのでしょうか。
実は、どの程度の換気をすれば十分であるという明確な基準は、まだ確立していないのです。
少しでも効果的にできるよう、室内換気のポイントをご紹介いたします。
 

 

■有効な室内換気のポイント
換気の方法としては、窓を開ける『自然換気』が一番手軽にできる方法です。この場合は、窓を2か所開けることが望ましいですね。
換気扇などを使う『機械換気』を行う際は、給気口が閉まっていないかどうかの確認も忘れずに行う必要があります。
家庭用エアコンは空気を循環させているだけで換気を行っていることにはなりません。エアコンを付けている際も、窓を定期的に開けての換気や換気システムの運転などで換気を行う必要があるといえます。
空気清浄機に関しては、通過する空気量が換気量より少ないため、部屋全体の新型コロナウイルス対策に十分な効果があるかどうかは不明であるといわれています。空気清浄機に頼るのではなく、やはり窓を開けての換気を行う必要があるでしょう。
 

 

■24時間換気の効果は?
2003年以降は24時間換気システムを備えた住宅が増えています。
その利用法として重要なことは、換気口を常に開けておくことです。
換気口は、外気を室内に取り込む役割があるため、台風などの非常時以外は開けたままにしておくことが大切です。
 

 

■花粉症の人はどうしたらよい?
2か所の窓を開ける『自然換気』が良いとされていますが、まだまだ寒い日もあります。花粉症の人などは、窓を開けることで体調が悪くなることもありますよね。
そこで
・家の中に花粉を入れないこと
・室内に入り込んだ花粉を取り除くこと
が必要となってきます。
空気清浄機を使用する
換気の効果は期待できませんでしたが、窓の近くに空気清浄機を設置することで、花粉の侵入を減らすことが期待できます。
換気をする時はカーテンを閉める
カーテンは日光を防ぐだけではなく、花粉を部屋に入り込ませないという効果も期待できるのです。
加湿して花粉を床に落とす
加湿することで花粉が床に落ち、室内に舞い上がることを低減させることができます。
 

 

新型コロナウイルス感染対策のひとつとして室内換気は非常に重要であることが改めて確認できたと思います。
しっかりとポイントをおさえた換気を心がけ、この危機を乗り越えたいですね。
 

日本建築学会などによる緊急発表も参考にしてみてくださいね。

投稿者:竹原